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ここは魔界、魔王が統治する魔物たちの世界です。
魔王は今日も住民の為に働いて……いるはずなのですが。
「ない!ないない!ワシの大事な壷がない!!」
魔王が捜しているのは、【悪魔の壷】というもの。
しかしいくら捜しても見つからず、とうとう魔王は泣き出す始末。
これでは仕事どころではありません。側近の一人が壷を捜しに行く事にしました。
そして詳しく調べてみたところ、なんと、悪魔の壷がヒトの世界に紛れ込んでいるではありませんか。
*******
所変わって、こちらヒトの住む世界。
七人の物好き盗賊団が不思議なツボを見つけました。
そう、これぞまさしく魔王が失くした【悪魔の壷】
おそらく、魔王がヒトの世界にやって来た時に忘れて行ったのでしょう。
さてこの壷、魔王にとっては宝物の壷でも、ヒトの世界に住む者にとってはただのガラクタにしか見えない壷です。
しかしそこは物好きの盗賊団、これは珍しい物を見つけた!と、大喜びです。
*******
またまた舞台が変わってこちらはランプの精霊の世界。
ところで、ご存知でしたか?
精霊のランプって、持ち主が使えばちゃんと決められた位置に移動出来るのですが、もし持ち主以外の精霊が使うと、どこに移動しちゃうのかわからないんですって。
まだまだ修行を始めたばかりの、双子の精霊姉妹がいました。
当然、自分のランプはまだ貰っていません。修行の旅にでた見習い精霊よりもさらに未熟な存在です。
この姉妹の妹の方がある日、母親のランプを勝手に使い、外の世界へ飛び出してしまいました。
それに気づいた姉、彼女は父親のランプで妹を追いかけようと飛び出してしまいました。
新しい物語が始まろうとしています。
続く→
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ヒトの世界に戻ります。
悪魔のツボを手に入れた盗賊団、魔法の絨毯に乗って空を駆け回ります。
が、その時。
壷の中から突然女の子が飛び出してきました!
驚いた7人はその拍子にバランスを崩し、絨毯ごと落下します。
壷の中から出てきたのは先ほどの精霊の卵、双子の妹です。
どうやら彼女、空飛ぶ絨毯が気に入った様で盗賊達にさらに絨毯で飛び回る様に言います、一度言ったら聞きません。
*******
所変わって、ここは魔界。
魔王の側近は、壷探しには仲間が必要だと考え、魔界の人達に呼びかけますが……
「人助けなんて、柄じゃないね」
「そもそも、悪魔の壷ってやつはヒトの世界の何処にあるっていうのさ、面倒なのは嫌だよ」
と、口々に言われる始末 。
結局、現れたのはお人好し故に魔界の中でも落ちこぼれ中の落ちこぼれである6人の魔物達。
少々不安ではあるが、やる気はあるみたいだから、ま、いっか。
魔王の側近と、落ちこぼれ達。
7人は、ヒトの世界に向かいます。
*******
そしてまたまた、ヒトの世界。
一人の骨董屋がいました。
彼が売っているのは世界から集めた数々の骨董品。
その中の一つ、ランプの手入れをしている最中に。
なんと、そこから出てきたのは精霊の卵、双子のお姉ちゃんです。
「一体なんなんだあ!?」
驚いている骨董屋に事のいきさつを話し、なんとか納得してもらったところで。
数ある骨董品のなかから、7つの茶釜が輝きだし、7人の魔物が飛び出してきました。
*******
魔物達からも経緯を聞いた所で一つ問題が……悪魔の壷がヒトの世界にあるという事はわかったものの、詳しい場所がわからない。
そこで。
落ちこぼれの魔物のうちの1人が、自分は占いが出来ると言い、水晶玉を取り出します。
水晶玉に映ったのは
魔法の絨毯で飛び回る7人の盗賊がいて、
そこに、魔物達が探している悪魔の壷がある。
双子の妹もそこにいる。
「…………」
骨董屋は言いました。
「お前ら8人で一緒に行ってくればいいじゃねーか」
かくして、盗賊達と魔物達の追いかけっこが始まりました。
果たして悪魔の壷は無事、魔王の手に戻るのでしょうか。
双子の精霊達は元の世界に戻れるのでしょうか。
***登場人物***
【魔物サイド】
しっかり者だが少し抜けてる双子の姉と、虫も殺せぬヘタレ魔物たち。
◆ランプの精霊の卵◆
イーブイ:双子の姉
◆魔物たち◆
シャワーズ:魔王の側近、参謀
サンダース:魔王と第三王妃との間に生まれた一応王族の子
ブースター:料理人
エーフィ:音楽家
ブラッキー:何となく一行についてきた、無職。
リーフィア:薬師
グレイシア:占い師
【盗賊サイド】
ちゃっかり者で少しわがままな双子の妹と、物好きな盗賊たち。
◆ランプの精霊の卵◆
★イーブイ…:双子の妹
◆盗賊たち◆
シャワーズ:副リーダー
サンダース:空飛ぶじゅうたんの操縦士
ブースター:ブリーダー(※原型連れ設定必須)
エーフィ:踊り子
ブラッキー:リーダー
リーフィア:獣人・非常食
グレイシア:芸人
【ヒトの世界】
ヒトの姿をした者が主に暮らしている世界。
とは言っても、獣人や喋る獣、その他諸々いる。
魔法が存在していますが、誰しもが使えるわけではありません。
・農村部……見習い魔法使いとその師匠が暮らしていたところ。中心都市に比べて不便は多いが、静かで治安も良い。
・中心都市……人口が多く賑やかな街。たまに魔女が姿を変えてやってくる。
・森林部……昼間も薄暗く、人気がない。奥深くに魔女が住んでいる。
*魔法使いの師匠 (★グレイシア♂)
見習い魔法使いの親代わりにもなった獣人。
基本は二本足で立っているが、完全に獣の姿になることも可能。
広い畑で魔法の力を借りて野菜などを作り、生計を立てている。
*魔女 (ブラッキー♀)
森林部の奥深くに住んでいる。
私利私欲の為にしか魔法を使わない。
そして短気。
見た目は若いが相当なBBA。
*森の悪魔 (★リーフィア♂)
魔女と契約している悪魔。
森に見を潜めているので魔女の手下の中でもその存在を知る者は少ない。
魔女が見た目の若さを保っていられるのも彼の魔力のおかげらしい。
数十年前に魔王とおやつの取り合いでもめて、魔界を追い出された。
*骨董屋(ブースター♂)
ヒトの世界・中心都市で骨董品を売りさばいている人、相手の事情によっては無償で譲ることもあるが金持ちからは容赦なくぼったくる。
大雑把で楽天家。たとえ目の前で奇怪な事が起こっても、二言三言説明すれば大体の事は納得する。
他人の愚痴や悩みは聞くだけ聞くが、だからといってその人に同情して何かしてあげるとかは一切ない。
最近のお気に入りは、ようやく手に入れた七色の茶釜コレクション。
30歳、独身。
【精霊の世界】
魔力を持った精霊たちが暮らしている世界、魔法が生活の一部の様に存在している。
全体的に砂漠が多めだが、中心都市は女王(妹)の魔力によって緑豊かになっている。
*精霊の女王・姉 (エーフィ♀)
双子の姉。
修行を積んだ精霊にランプを授ける役割を担っている。
その他外交、視察などの人前に出る仕事をしている。
*精霊の女王・妹 (シャワーズ♀)
双子の妹。
主に水が少ない砂漠地帯周辺の町を潤す役割を担っている。
宮殿の奥の部屋で生活しており、人前に出る事が少ない。
【魔界】
悪魔・怪物など、数多くの魔物が暮らしている世界。
魔界をよく知らない人にはおどろおどろしいイメージを持たれるが、生活レベルはヒトの世界と変わらないらしい。
ただ、比較的長寿な住人が多い。
*魔女の手下と悪魔の指輪*に登場する悪魔たちの故郷もここ。
*魔王(サンダース♂)
その名の通り魔界の王。
容姿だけは無駄に良く、側に何人もの妻をはべらせている。
本来は有能なはずなのだが、何かにつけて仕事をサボったり、ゴネたり泣いたりして仕事どころじゃなくなることも多々、とてもうざい。
ちなみに今回失くした悪魔の壷は、数年前にヒトの世界に来た時骨董屋から買ったらしい。
ぼったくられた事には気付いていない。
――過去か、未来か、それとも現代の話か、
とあるちいさな村に、一人の見習い魔法使いが師匠と一緒に暮らしておりました。
毎日少しずつ魔法の使い方を教わっておりましたが、魔法も大方使えるようになったある日、師匠に呼ばれて七つのランプを手渡されます。
はて、今日は一体何の修行をするのだろう? 首をかしげる見習いに師匠はこう言います。
『いいかい、よく聞くんだよ。君はここまでよく頑張った、私から教えることは無いだろう。
けれど、一人前の魔法使いになる為にはまだまだ君には足りないものがある』
*********
一方、見習い魔法使いの住む村とはまた別の世界、ランプの精霊たちが暮らしている国。
これまでたくさんの修行を積んでいた七人の見習い精霊が女王様の元に集められました。そして、一人ひとりにランプが手渡されます。
この世界の精霊にとって、自分専用のランプを貰う事はとても名誉なことです。
喜ぶ精霊たちを見て、女王様はこう言います。
『いいですか、よく聞いてください。貴方達はとても優秀です、この世界での修業はおおかた終わりですね。
しかし、一人前の精霊になる為にはまだまだ学ぶべき事が沢山あります』
*********
――そして出会った魔法使いと精霊たち。
彼らに課されたのは
<<これから八人で旅に出て、その先で出会った多くの人の願い・悩みを聞いてあげる事>>
いくら強い力を持っていても、優秀な魔法を使えるようになっても、
それを私利私欲の為だけに使っていては魔法の質が落ちてしまいます。
人を思いやる心があってこそ、魔法の力は輝くのです。
これは、そんな彼らが時にはサボり、時には喧嘩しながらも共に力を合わせて一人前の魔法使い、ランプの精霊を目指していく物語です。
**見習い魔法使いが住んでいる世界と見習い精霊たちが住んでいる世界はランプで繋がっております。
自分のランプを貰った精霊たちは自由に二つの世界を行き来し、魔法使いも手元にあるランプをこすることで自由に精霊を呼び出す事が出来ます。
仲間がいる事で出来る事も増え、それに添っていくつかの決まりごとも出てきます。
・困った人に力を貸し、一度に3つの願いを叶えてあげられる。
(しかし半人前なので魔法使いと精霊が一緒にいないとこの力は使えない)
・人の心を操る様な魔法は使ってはいけない
(……とはいえ、未熟者なのでそんな強力な魔法は使えないのでした……;)
・いくら誰かの願いでも、他人を傷つけるようなことはダメ!!
(悪者をちょっと懲らしめる程度ならOK!)
・精霊たちが力を使えるのは一人一日一回だけ
(誰か一人の願いを叶えたら、その精霊は次の日になるまで力を使えなくなる、それでもランプの出入りだけは自由にできる)
・一人の願いを叶える、或いは悩みを解決する度にランプの中から宝石が一つ生まれ、これを沢山集めると一人前になれるらしい。
(この辺曖昧。沢山、としか聞いていないので具体的にどのくらい集めればいいかはわからない)
***登場人物***
◆見習い魔法使い◆
イーブイ:半人前な上に精霊に比べて能力は劣るけど、精霊が自分の力を発揮する為には、見習い魔法使いの力が必要不可欠です。
◆ランプの精霊たち◆
一人ひとり得意とする分野が違う様です。
シャワーズ:仕事・勉強方面に強い
サンダース:お金の悩みを解決するのが得意な様です
ブースター:人間関係に強いらしいです
エーフィ:恋愛についての相談に乗ってくれます
ブラッキー:厄除けの能力に長けています
リーフィア:健康の悩みを解決します
グレイシア:人生について一緒に考えてくれます
この世界で一番賑やかな街。その外れに、深い深い森がありました。
森には悪い魔女が住んでいる為、誰も近寄りませんでした。
その魔女、人の弱みにつけ込み、望みを叶えては、その人の魂に印を付けて無理矢理手下にしてしまうという恐ろしい力を持っているのです。
そんな魔女が、見習い魔法使いと見習い精霊達の話を耳にします 。
彼らは人の願いを叶える者達、そんな事をされたら自分の獲物が減ってしまうではないか。
そう考えた魔女は、手下の一人である魔法使いを呼び出します。
『さあ、よくお聞き。お前はこれから、あの邪魔な見習い魔法使いとランプの精霊どもを消してきなさい。ほら今すぐに行くんだよ!グズグズしてるとお前をみにくいブタにして食べてしまうからね!!』
魔女にこう言われ、さてどうしようと頭を捻った手下は、悪魔の指輪で七人の悪魔を呼び出し、協力を求めました。
それは面白そうだと乗り気になる悪魔達。
ただ、彼らは気まぐれで、気が向いた時にしか働いてくれないのです。
さあ、魔法使いは悪魔たちを上手く動かし、目的を果たせるでしょうか。
それとも、魔女の支配から逃れる手立てを見つけるのでしょうか。
そんなこんなで、もう一つの物語も始まります。
***登場人物***
手下魔法使い、悪魔共に実力は精霊サイドの面々より上です
※皆色違いです。
◆魔女の手下◆
★イーブイ:魔女の手下の魔法使い、七人の悪魔が住む呪われた指輪を持っている。
◆七人の悪魔達◆
魔女の手下と契約した悪魔たち。
七つの大罪はほんのモチーフ程度。
★シャワーズ:怠惰を司る悪魔。
★サンダース:強欲を司る悪魔。
★ブースター:嫉妬を司る悪魔。
★エーフィ:色欲を司る悪魔。
★ブラッキー:憤怒を司る悪魔。
★リーフィア:暴食を司る悪魔。
★グレイシア:傲慢を司る悪魔。